年末年始のロマンス詐欺未遂からTwitterの闇の部分を垣間見ることが多くなりました。
その中から面白い話をいくつか。
ロマンス詐欺は過去のものではなかった
海外の軍事や医師、パイロットとの運命的な出会い。
燃え上がる恋心。
そして恋愛の等価として注ぎ込まれるお金。
国際ロマンス詐欺は何年も前にメディアで大々的に取り上げられたことから過去の話と思われがちです。
Twitterを人力で探しただけでも日本人狙いの詐欺アカウントは200を超えています。
おそらく本気で探せば1000アカウントを超えるのでは。
現実はまだまだ盛況ということです。
数年前から継続しているということは詐欺師グループにそれだけの実入りがあったという証拠にもなります。
一人騙せればその国の平均年収をゆうに超えるお金が稼げるのですから。
そしてインスタグラムやチャットアプリでも同じような詐欺が起きているとTwitterでツイートしている方もいます。
さらには男女交際ではなくゲイの方を対象としたロマンス詐欺もあるようです。
本人ではない画像を使用し、甘い言葉をかけ、恋愛感情を利用してお金を振り込ませる「ロマンス詐欺」が世界的に流行しています。
[主な特徴]
・英語や翻訳された各国の言語でメッセージを送ってくる
・軍人や医者、社長などの職業を名乗る— 9monsters 無料出会いゲイアプリ (@NineMonsters) February 1, 2019
[必ず行ってくること]
・やり取りをLINE、whatsapp、wechatなどのメッセージアプリに移行するよう持ちかけてくる
・なんらかの理由をつけて、お金を振り込ませようとしてくる必ず最終的にお金を振り込むよう要求してきます。
会ったことのない人にはお金を振り込まないようご注意ください。— 9monsters 無料出会いゲイアプリ (@NineMonsters) February 1, 2019
皆様もどうかご用心を。
犯罪アカウントはなかなか凍結されない
ツイッターもブロックや通報が多いアカウントは凍結処理にしていますが、完全に後手に回っているようです。
年末年始に私にアタックを掛けたマーティン、通報はしているのですがアカウントはいまだ生存しています。
詐欺行為を通報して1ヶ月経っても凍結されないのです。
その詐欺師マーティン、(調子にノリやがって)総計1000人近い日本人に詐欺を試みているようです。
おそらく極めて多い割合で通報されないとTwitterは動かない、・・・いや動けないようです。
SNSにはいがみ合いがつきものです。
宗教、ウヨサヨ、ファンとアンチ、フェミニストと男尊女卑、そして単なる口喧嘩など。
敵対する相手と通報合戦をしている人たちもいることでしょう。
取るに足らないツイートに「ムカついたので通報しました」わざわざそんな報告をする人もいます。
そんな状況もあり、Twitterは通報=凍結には出来ないのでしょう。
こうして詐欺アカウントはTwitterに通報されてもしばらく活動し続けることが出来ます。
今活動しているロマンス詐欺のアカウントは古いもので去年10月、つまりうまく立ち回れば3ヶ月程度は生き残れるのでしょう。
アカウントが凍結されたとしてもスグに作り直せます。
格安のSIMを一つ買えばいいだけ。
スマホの電話番号が変われば綺麗なアカウントになるのです。
飛ぶおくすりの取引
ひょんなことからおくすり取引のアカウントに出くわしました。
思いっきり大麻と書いているし(笑)
高級果物ですか(笑)
何種類か品種があるようです。
どうやらユーザーの多いTwitterで販売告知をし、Lineなどの別のチャットアプリで取引をするようです。
このアカウントも短期間の宣伝用なので凍結されても痛くも痒くもないのでしょう。
Twitterも実際の取引ログを持っていないので「怪しい」だけで凍結することが難しいのかもしれません。
人目につかないネットの奥深くの話かと思っていたのですが、こんな身近にあるとは思いませんでした。
なお、コレも詐欺かもしれません。
日本語がオカシイところがチラホラと。
ロマンス詐欺と同じ臭いを感じます。
金だけ奪われても警察やTwitterに通報できないブツです。
泣き寝入りしかできませんので詐欺師が海外にいるのであれば最も安全な稼ぎ方なのかもしれませんね。
どうやってこのアカウントを探し当てたかって?
ロマンス詐欺のアカウントが勢い余って売人をフォローしたから(笑)
ロマンス詐欺師と売人、ダイレクトメッセージでどんな会話をしたのでしょうか。
私、とても気になります。